通信費は“動かしやすい固定費”。一回変えれば毎月下がる
家計を立て直すとき、最初に狙いやすいのが通信費です。理由はシンプルで、生活の質を大きく落とさずに「固定費」を下げやすいから。しかも通信費は、一度プランを替えるだけで毎月自動的に効果が出ます。
とはいえ、MNP(電話番号そのまま乗り換え)は「手続きが面倒くさそう」「失敗したら詰みそう」という心理的ハードルが高いのも事実。ここで伝えたいのは、MNPは“慣れゲー”ではなく、“確認ゲー”だということです。
勝ち筋はこれだけ。
- 使用量(データ)を3か月分見る
- 手順は最短ルートでやる
- 落とし穴を先に潰す
この記事は、乗換作業を「手順」と「チェック」に分解して、淡々と終わらせるためのガイドです。
※おススメMNPについては記事作成中
MNP前に確認するもの(端末残債・割引・使用量)
MNPで失敗する人の多くは、手続きそのものではなく「事前確認の抜け」でコケます。ここだけ丁寧に。
1)データ使用量(直近3か月)
これが最重要です。1か月だけ見て決めると、旅行や帰省、動画視聴でブレます。3か月分の平均と最大値を見てください。
- 平均:プランの基本軸
- 最大:安全マージン(たまに増える月の対策)
「私はそんなに使ってないはず」で選ぶと、後から追加料金や速度制限でストレスが増え、結局元に戻ります。通信費の節約は“我慢しなくちゃ”ではなく“どう設計するか”です。
2)端末残債(分割が残っていないか)
端末代が残っていても乗り換え自体は可能なケースが多いですが、心理的にも家計的にも事故りやすいポイントです。
結論:残債があるなら、原則「乗り換え月」と「端末買い替え月」を分けて考えるのが安全です。
- 今は回線だけ安くする(端末はそのまま)
- 端末購入は別のタイミングで“落ち着いて”判断
3)割引・セット割(光回線・家族割・電気ガス等)
ここが盲点。スマホだけ安くしても、セット割が崩れて家全体が高くなることがあります。
- 光回線セット割
- 家族割(同一回線グループ)
- 固定電話や電気との束ね
「スマホ単体」で判断せず、家計の合計で見て勝負。これが通信費で損しない鉄則です。
通信編 やるべきはこの5つだけ
① データ使用量の確認が全て(見誤り対策)
改めて言います。MNPが怖いと感じる人ほど、手順より先に「使用量の確定」をやってください。
見誤り対策は次の3点です。
- 3か月分を見る(1か月は罠)
- Wi-Fi環境の有無を加味(自宅・職場・移動中)
- 通話時間も確認(通話オプション選定に直結)
ここが固まると、比較サイトや料金表を見ても迷いが激減します。怖さは「変数が多い」ことから来るので、先に変数を減らします。
② MNPの手順(最短ルート)
MNPの流れは長く見えますが、やることは一本道です。最短ルートはこれ。
- 回線(格安SIM)を選定(データ量・通話・回線品質の優先順位を決める)
- 本人確認(免許証等、住所一致が重要)
- MNP番号/予約番号の取得(またはワンストップ方式)
- 申込(SIM/eSIM選択、支払い方法登録)
- SIM/eSIM設定(APN設定、プロファイル)
- 開通(切替手続き、開通確認)
- 旧回線の解約確認(自動解約か手動かを必ず確認)
ポイントは2つだけ。
- “旧回線を解約してから申し込む”はしない(番号が消える系の事故を防ぐ)
- 開通後に旧回線の扱いを必ず確認(二重払いを潰す)
③ 失敗パターン集(落とし穴5つ)
MNPの失敗は“運”ではありません。だいたい同じ場所で詰まりますので先に潰します。
➡️落とし穴1:名義違いで手続き中断
回線名義と支払い名義、契約者と利用者がズレていると、本人確認で難儀します。
特に、夫(妻)名義で長年使っている、親名義の回線を引き継いでいる場合は要注意。
先に「契約名義」を確認し、必要なら名義変更→MNPの順にします。
➡️落とし穴2:eSIM設定で躓く(端末対応確認不足)
eSIMは便利ですが、端末側の条件があります。
- 端末がeSIM対応か
- 1台で複数回線を扱う設定が理解できるか
- QR読み込みやプロファイル追加がスムーズにできるか
自信がない場合は、まず物理SIMで安全に終わらせるのも合理的です。技術的知識がないことで乗り換えに躓いては本末転倒です。通信費節約は、玄人だけが得をする競技ではありません。
➡️落とし穴3:キャリアメール依存(移行忘れ)
「〜@docomo.ne.jp」等のメールを、銀行・学校・サブスク・各種ログインに使っていると、乗り換え後に地味にとんでもないことになります。
対策はシンプルで、乗り換え前にGmail等へ変えておくことこと。
移行チェックの優先順位は高いです。連絡不能は、節約どころの話ではすみません。
➡️落とし穴4:端末補償・通話OPを盛りすぎ
不安な人ほど「念のため」でオプションを盛りがちです。
結果、月500円〜1,500円が積み上がり、“安くしたのに安くない”状態へ。
- 端末補償は本当に必要か(自己負担許容額で判断)
- 通話は「5分」「10分」「かけ放題」のどれが必要か(通話実績で判断)
「実績」が必要最小限の判断基準です。「不安だから盛る」は家計の敵です。
➡️落とし穴5:“セット割”が崩れて逆に高くなる
前章のとおり、スマホ単体の安さに釣られると事故ります。
光回線、家族の回線、電気等のセットを含めた「家計の合計」で比較してください。
一人だけ乗り換えて、家族の割引が消えるケースもあります。
④ 端末残債・違約金・名義の罠
ここは“お金の地雷ゾーン”なので、簡潔に刺さるようにまとめます。
- 端末残債:残っているなら「回線だけ乗り換え」→端末は後日
- 違約金/解約金:現在はシンプル化が進んでいますが、端末割引の条件やキャンペーンの縛りは残ることがあります。Myページで「解約時に発生する費用」を確認
- 名義:名義違いは最頻出の失敗ポイント。先に確認し、必要なら名義変更を挟む
結局のところ、MNPのリスクは「知らずに踏む」から大きく見えます。逆に、踏み抜く場所が分かっていれば、ただのチェック作業です。
⑤ 乗り換え後の最適化(通話OP/テザリング等)
MNPは「乗り換えて終わり」ではなく、「料金を確定させて固定化」して初めて勝ちです。やることは3つ。
➡️1)料金明細を見て“確定”させる
初月は日割り・事務手数料・SIM発行等でブレます。
翌月以降の料金が狙い通りか、明細で確認します。
➡️2)不要オプションは即解除(再課金を防ぐ)
申し込み時に付けたオプションは、一定期間無料のものもあります。放置すると自動課金。
カレンダーに「解除日」を入れるくらいでちょうどいいです。
➡️3)生活導線を整える(テザリング・通話・Wi-Fi)
テザリングが必要なら条件を確認。通話が多いならオプション調整。
“使い勝手が悪い”が残ると、結局「前の契約でよかったじゃん」となり、節約が継続しません。
通信費は「継続できる設計」が正解です。
まとめ:今やること3つ
最後に、今やることを3つに絞ります。ここまで読んだら、勢いで終わらせましょう。
- 比較:使用量(3か月)と通話実績を見て、候補を2〜3社に絞る
- 申込:最短ルートで申し込む(名義・eSIM対応・メール移行を先に確認)
- 初期設定:開通→旧回線の解約確認→不要オプション解除で料金を確定させる
通信費は、一度動かせば毎月下がります。「間違ったら怖い」「なんか面倒そう」は、情報の多さが作る“幻”です。
チェックして、手順通りにやって、不要オプションを切る。これだけ。
追記
スマホが片付いたら次は「通信まとめ」で家計の効きが大きくなります。
セット割を使う人も、使わない人も、「家の通信費の合計」まで見直したところで完了です。
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