このテンプレの使い方
保険の無料相談や見直し面談は、使い方を間違えると目的を達せられずに終わってしまいますが、しっかり準備して相談に臨むことができれば、保険料は落ちやすいです。
このテンプレは、面談相手が誰でも機能するように作っています。
やることは3つだけ。
- 面談冒頭で「加入ではなく整理が目的」と宣言する
- 質問は“具体例と数字”を要求する形にする
- その場で決めず、持ち帰って比較する
以下、コピペして使ってください。
面談冒頭の宣言
最初にこの一言を言ってください。
「今日は加入のためではなく、**公的保障を踏まえた整理(棚卸し)**が目的です。
保険料は月◯円以内にしたいので、不足分を数字で出して提案してください。
今日は判断せず、提案は持ち帰って検討します。」
この宣言を入れるだけで、面談が「営業」から「設計」に寄ります。
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面談質問テンプレ
下の20個は、状況に応じて使い分けられるようカテゴリ別に並べています。
面談中は、全部使う必要はありません。あなたが必要なところだけで十分です。
A 公的保障・前提確認(4つ)
- 「私の加入制度(社保/国保)を前提に、公的保障でカバーされる範囲を先に整理してください」
- 「高額療養費について、私の所得区分だと自己負担上限はいくらですか?前提を示して説明してください」
- 「(会社員の場合)傷病手当金が出る前提で、不足する生活費はいくらになりますか?」
- 「遺族年金・障害年金の見込みを踏まえると、死亡保障/就業不能で不足するのはどこですか?」
B 保障の目的分解(死亡・医療・就業不能)(4つ)
- 「死亡保障は『誰のため/いつまで/いくら』で、私の場合の必要額を計算してください」
- 「医療保障は日額ではなく、**“最大自己負担+貯蓄”**を基準に設計できますか?」
- 「就業不能は、免責期間と支給期間をどう置くのが合理的ですか?短期と長期を分けて説明してください」
- 「“もしも”のシナリオを2つ作ってください。例:入院3か月、働けない1年。各ケースで不足額はいくら?」
C 特約の“条件”を具体化(4つ)
- 「この特約の支払い条件を、私が理解できる具体例で説明してください(該当しない例もセットで)」
- 「三大疾病(八大疾病等)の特約は、支払いトリガーが厳しいと聞きます。どの条件でいくら出るか、逆に出ない条件も教えてください」
- 「通院特約は何日まで、どんな通院が対象ですか?対象外の通院の例も挙げてください」
- 「先進医療特約は、対象治療と実際の利用状況を踏まえると必要ですか?必要なら上限とコストを説明してください」
D 重複(ダブり)と見落とし(3つ)
- 「個人賠償は自動車保険/火災保険/クレカ付帯で重複しやすいです。私の契約状況で一本化できますか?」
- 「医療・がん・就業不能で、似た保障が重複していないか、一覧表で見せてください」
- 「会社の団体保険や福利厚生に入っている場合、民間保険と二重になっている部分はどこですか?」
E 積立型(貯蓄型)・解約判断(3つ)
- 「積立型は“貯蓄”と“保障”が混ざります。この商品は、コスト(手数料)を踏まえても合理的ですか?」
- 「解約した場合の返戻金、損益分岐(何年でプラスになるか)、解約控除等を含めて、数字で説明してください」
- 「続ける/縮小する/停止するの3案で、家計への影響(保険料・将来受取)を比較表にできますか?」
F 乗り換え・比較・結論(2つ)
- 「同等保障で、月額を落とせる選択肢があるなら提示してください。条件を揃えた**比較(保障内容・保険料・更新)**で」
- 「今日の結論として、私が残すべき保障・切るべき保障を、優先順位つきで3点にまとめてください」
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面談に持っていくもの(持ち物チェックリスト)
面談の充実度は、資料の揃い方で決まります。最低限、次の5つ。
- 保険証券/契約一覧(家族分。分からなければ保険会社マイページ画面でも可)
- 直近の引落し額が分かるもの(通帳・カード明細・アプリ)
- 公的保障の前提(会社員:加入健保、フリーランス:国保、家族構成)
- 収入・固定費のメモ(月の手取り、家賃、通信、ローン等)
- 会社の制度メモ(会社員):休職制度、傷病手当金の扱い、団体保険の有無
可能なら追加であると強いもの:
- 火災保険・自動車保険の補償内容(個人賠償の重複チェック用)
- 貯蓄額(生活防衛費の目安)
- 健康状態の要点(告知に関わる範囲で簡潔に)
その場で決めないための“断り文句テンプレ”
面談で最も多い失敗が「空気で決める」ことです。
仕事とはいえ、相手も時間を割いて対応してくれていますのでその点の配慮も含め、角が立ちにくく会話が終わる言い回しにしてあります。
① 今日決めない(持ち帰る)
- 「提案はありがたいです。一度持ち帰って、契約内容を整理してから判断します」
- 「家計の都合で、今日は結論を出せません。比較してから連絡します」
- 「家族(または自分)と相談してから決めたいので、資料だけください」
② 追加提案を止める(盛られ防止)
- 「今の目的は“保険料を落とす整理”です。追加の提案より、削る優先順位を出してください」
- 「今日は必要保障の不足分の算定が目的です。商品提案は次回で構いません」
- 「特約の話は、まず支払い条件と具体例が分かってからにしたいです」
③ 断る(見送り確定)
- 「今回は見送ります。方向性が違うので、ここでいったん終わりにします」
- 「保険料上限(月◯円)を超えるので、条件に合いません。ありがとうございました」
- 「提案内容は理解しましたが、今は契約できません。」
④ しつこい場合(最終手段)
- 「すみません、今日はこれで失礼します。必要があればこちらから連絡します」
- 「今後の連絡は控えてください。検討が必要なら私から連絡します」
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面談後にやること(3ステップで“決断の質”が上がる)
- ✅提案を一覧化:保障内容・保険料・更新・免責・支給条件を1枚にまとめる
- ✅不足分の再確認:公的保障+貯蓄で埋まる部分と、保険で埋める不足分を分ける
- ✅最低でも一晩寝かせる:即決しないだけで、余分な契約の確率が落ちます
まとめ:保険相談は“営業の場”ではなく“家計の設計会議”に変えられる
無料相談が危険に思えるのは、相手が悪いからではなく、こちらの目的が曖昧になりやすいからです。
最初に「整理目的」と宣言し、質問で主導権を取り、数字と具体例で判断する。これだけで、保険は“必要な分だけ”に戻せます。
- 公的保障を踏まえて不足分だけ
- 特約は条件を具体例で確認
- 積立型は数字(返戻金・損益分岐)で判断
- その場で決めない(断り文句テンプレ)